CCW戦略をより低コストで行う方法
LEAPSを用いて、ダイアゴナル・ブル・コール・スプレッドの形をとる。
具体的には、満期まで2年ほどあるCallをITM(原資産と高い連動性を保ちたいためΔ=0.9程度が目安か)を買い、満期まで1年ほどのCallをATMで売る。
本戦略が一般的なCCWよりも良いと考えられる点
通常のCCWの弱点は、原資産が上昇した場合、売ってるコールの損失は確定するが、買ってる株(原資産)の利益は含み益のままであり、万が一途中で大きく下落してしまった場合には最後に売ったコールは利益となるが、原資産の含み益は吹き飛んでしまい、戦略として失敗に終わってしまうことであった。
そのため、原資産の代わりにより遠い満期のCallを買い、それより期近なCallを用いてCCWをする。そうして、期近のCallが満期を迎える際に、”同時に”原資産の代わりに買ったCallをRolling outすることで「原資産による含み益(含み損)+Call売りによる含み損(含み益)」を一致させることができる。
また、原資産として株をダイレクトに買うのに比べてCallを買うことで、1/3程度に必要費用を抑えることができる。
さらに、Put Call parityより、「Callの買い=原資産の買い+Putの買い」である。原資産の下落に対してポジティブガンマが効いてΔが減少していく。さらに時間経過とともにΔ decayも生じるためダウンサイドリスクも十分カバーできている。
銘柄選定
使用した銘柄はXLP。
銘柄選定は何でもいいと思われる(自分は業績など解析できる能力がないためインデックスしか頼れない)。セクターはcomsumer staplesなどがディフェンシブかつ低ボラ銘柄としていいのではないのか?知らないけど。
2022.3.10 エントリー
2024年1月19日満期の50Callを23.9ドルで購入。
2023年1月23日満期の74Callを4.65ドルで売却。
この時点で465ドルを2390ドルを用いて受け取った。
期待リターンは465/2390×100=19.4%
1年後、Rolling out予定…
*本記事は2023年1月ごろ更新予定*