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悪性高熱症でDICになる理由(熱中症でDICになる理由)

一度書いた記事なのに消えてました。むかつきます。

はてなブログアプリはもう使いません。

 

 

悪性高熱症(MH)というより、熱中症でなる理由を考える。

 

 

熱中症になると、血中で、von Willebrand因子やトモンボモジュリン、エンドトキシン、炎症性サイトカイン、プロカルシトニンなどが増加されると報告されている(1)。

高温と虚血により組織が障害され、壊死細胞から細胞構成成分(DAMPs:damage-associated molecular patterns)が血管内皮細胞やWBCを刺激し、強い炎症のマーチが始まる。

さらに消化管においては腸管粘膜が浮腫・壊死をおこし(慢性的な炎症ではしばしば起こる)、透過性亢進を生じさせ、防御機能が破綻する。そのためBacterial Translocationが発生し、敗血症みたいになり、WBCからさらなるサイトカインが放出され、凝固の異常亢進と凝固因子の枯渇を招き、DICを惹起する。

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詳しくは以下リンク参照

https://www.jbpo.or.jp/med/jb_square/dic/pdf/2nd_vol2_201903.pdf

 

 

 

(1)Tong HS,et al. Inflammation.2014;37;27-34

(2)須賀弘秦,他.バイオメディカル.2008;18:35-42

(3)Sieh SD,et al.Clin Sci.1995;89:261-5

(4)白石振一郎,他.バイオメディカル.2011;21:24-30/